D945GCLFを使用した車載PCを製作する --PCジャンク

発熱対策を施し無事に安定動作するようになり、ホクホクとしばらく乗っていたのですがある日突然ハングアップ。
あら?と思いつつ強制的にリセットをかけその場は何事も無くやり過ごしましたが、
日を追うごとにハングアップする頻度が増え遂には起動すらしなくなってしまいました。

はじめに熱でマザーが逝ってしまった可能性が考えられたので一先ず車から降ろし通常のATX電源を繋いでチェックしてみました。
結果・・・・見事(?)起動せず。
DDR2のメモリは一枚しか持っていないので疑う余地はありなのですが、おおかたマザーでしょう。

一年余りで壊れたのは悔しい事この上ないですが、
折角の機会なので流行のAtomを搭載したD945GCLFを使って排熱に優れたタイプを製作します。
値段もかなり良心的なのでオサイフにやさしーですし。

15k円もするM3-ATXが無事だったのは不幸中の幸いだったかな・・・と一安心していたのですが。


M3-ATXも・・・

結論から申しますとD201GYLだけではなくM3-ATXも死んでいましたorz
素人の考えですが、まずM3-ATXが壊れてD201GLY を道連れにしたのかなぁ・・・

これによって修理するための費用が一気に跳ね上がるためテンションガタ落ち。
正直、車載PCから手を引こうかとすら考えましたがやっぱり再購入しました。

今回はオリオスペックではなくmp3Car.comという海外のオンラインショップにて購入。
お値段$79.95。オリオスペックが12800円なので激安・・・と一概には言えず。

当然ですがアメリカから配送するので送料だけで$38.27取られ、合計$118.22となるわけです。
それでも10/26日現在、$1⇔94.22と歴史的なドル安なので11139円と安いのでチャンス。俺が買ったときは$1⇔$107円台でしたけど・・・

せっかくなので一緒にGPSレシーバBU-353も注文。$54.95。
日本だと楽天のショップにてソフト抱き合わせのものが10k円で売られているみたいです。

ちなみに画像はD201GLYに取り付けたところ。
オリオスペックで購入したものはコイルが干渉して90度変換コネクタなるものを自作したのですが、今回購入したものは改良されていてポン付けが可能でした。
まぁマザー死んでて使えないんだけれど。
D945GCLF

左がこれまで使用していたD201GYL
右が新たに購入したD945GCLF

ぱっと見た感じは非常に似てますが、D945GCLFはATXコネクタがケース前面に配置されていて×です。

というのもケースを自作する場合、普通は各種IOコネクタが配置された背面に電源系統を入力するためのコネクタを取り付けるのですが、ATXコネクタがこの位置にあると引き回す距離が伸びて長くなってしまうのです。

何を細かいことを思われるかもしれませんけど。
実際、俺も思ってましたがNano-ITXマザーがぎりぎり入るぐらいの小さなケースに仕込む際には本当にエアフローは無視できないなと今は考えています。

ただでさえ電源ラインは太くてジャマですし、ましてや車載するわけですから。
というかこれ以上マザーを壊したくないっていうのが本音ですw
ケース自作

ガリガリーと加工して完成。
ね?簡単でしょ?・・・・というのは冗談ですが、たいした事してないです。

空気の流れる方向を考えて部品の配置を決め、ベースのタカチ製アルミケースに必要な穴を開けました。以上!!マジで!!

HDDを固定する前の画像だけど、外見はだいたいこんな感じ。
ケースにくっついているのはノイズフィルター。
以前のものは適当に自作したモノが付いていましたが、
大須でジャンク扱い300円で売っていたので捕獲してきた。

緑の配線はイグニッション信号を引き出してある。何に使うかは後述。

うるさいが排熱能力は抜群のファン。
BIOSにて制御可能なので70%で回していますがかなりパワフルに回ります。
M3-ATXの挙動がおかしい。


ローカル環境でドライバの組み込みが出来たのでさっそく車載してみた。
毎度のことながら通電するときはかなり緊張する。壊れるときは一瞬なので。

勇気を出してイグニッションON→BIOS起動成功。
さらにOSが起動し、Winampが起動。mp3が再生・・・され・・ない?
いやいや、よく見たら再生はされている。音が出ていないようだった。おっかしーな。

OSはクリーンインストールしてマザー付属のドライバCDを使ったので問題は無いはずだけど・・・
まぁ、大したことは無いだろうしどうしようもないので一先ず無視してキーを抜く。

5sでシャットダウンが開始・・・され・・ない!?
ディレイ設定ピンは間違いなく設定されている。理由がまったく分からず嫌な汗がだらだら。音が出ないなんてものとは話が違う。
あわわとテンパっている間にシャットダウンが開始された。その間約1分。なんで?

調べる。


部屋に持ち帰りもう一度ピンを確認するも疑いようも無く5sに設定されている。
電源を接続して擬似的に車載環境を作ってみてもやはり挙動は変わらず。

各部の電圧は問題なく、きっちりとPCは立ち上がるので制御しているマイコンのプログラムに問題ありと判断。
それならばとジャンパP4、ユーザー使用領域のプログラムを書き換えてしまえばいいじゃないかと思いつき、シリアルケーブルを製作。
PCと接続して書き換えツールを走らせてみましたが極まれに化けたデータを返すだけ・・・

壊した方のM3-ATXはしっかりと通信できるので回路に問題は無いはず。もうお手上げです。
マイコンを移植できれば直せそうなんですが、2枚の基板に挟まれている上、ガチガチに半田付けされており、
分解→交換→修復の過程で確実に壊す自信があります。却下。

常識で言えば返品しろよとなるんですがなんか送料かかりそうだし、ほら俺ってあいどんとすぴぃくいんぐりっしだし。
もう自分でなんとかしてやんよ!!

自分でなんとかする

現状の確認ですがイグニッションOFF→ON時にPCを起動させるためのパルスは数秒で出力されるので問題なし。
つまりイグニッションON→OFF時に数秒でシャットダウンを開始させることが出来れば普通に運用できそうですのでとんぼさん作のシャットダウンプログラム使用させていただくことに。感謝です。

このプログラムはシリアルコネクタとイグニッション信号を接続し、読み込ませる必要があるので当初はWINLIRCで使用していないRIに突っ込んで共用しようなどと無茶な事をしていたのですが、当然のごとく失敗。どちらかしか使えません。

しかしながらD945GCLFシリアルコネクタが一つしか無かったので(大抵そうか・・・・)FT232RLを使ってUSB接続の仮想COMポートを作製し、イグニッションON→OFFで無事シャットダウンさせることができました。

前述の電源コネクタから引き出した信号はこれのため。
ちなみに秋月で販売中のこれでも動作しましたので、んなもん作ってらんねーよという人はどうぞ。


さて、シャットダウンプログラムのおかげでシャットダウンをさせることが出来たわけですが、それだけだと約一分後にM3-ATXが出力する(本来は)PCをシャットダウンさせるためのパルスを受けて起動してしまうので、イグニッション信号駆動のリレーをSWコネクタ間に噛ませました。

この回路によってイグニッションOFF時のショートが出来なくなるのでM3-ATXを殺すことが出来ます。
これ書きながら今更ながら思ったこと

After Power Failure をPower ONにしておけば
こんな面倒なことをしなくてもシャットダウンプログラムだけでいけたような気がする。

M3-ATXの設定はP1、当然ながらスイッチコネクタはオープンで。
問題なく動作してるから今更どうしたということも無いですが。


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